やりたいことを始めるなら、準備が整ってから?

私自身、振り返るとずっと「今じゃない」と思ってきました。

「今じゃない」と思っていた頃

10代の頃、私はお金のない家庭で育ちました。

公立高校以外は考えられなかったし、勉強をしても大学には進めないと思っていました。 そもそも、勉強が嫌いでした笑

20代になり、結婚して子育てが始まりました。

今思えば、時間は無限にあったようにも感じます。

30代で離婚。
子どもたちにまだ大きなお金はかからない時期でした。

自己研鑽をしてもよかったのかもしれない。
でも私は、「なんとかなる」と過ごしてきました。

40代になり、いよいよ子どもたちにお金がかかり始める。

自分がお金を使わないことで、なんとか乗り切ろうとしていました。


そんな中で、息子を亡くしました。

息子の分の人生も生きる。

そんな思いから心理学を学び、創業し、シングルマザーレジデンスという夢を叶えるために宅建士の資格を取りました。

今か!って感じです笑

いつでもできたはずなのに。

むしろ10代、20代、30代、それぞれの時代には、

「今じゃない」

と思っていました。

やりたいことを始めるベストタイミングは、いつ来るのか

人生でやりたいことをやるには、時間とお金と体力が必要です。

20代は、時間と体力はあるけれど、お金がない

30代は、お金と体力はあるけれど、時間がない

では、お金も時間もある定年後にやろう。

そう思っても、そのときには体力がないかもしれません

ベストなタイミングなんて、1秒も存在しないのだと思います。

やりたいことは、やりたいと思った「今」にしか始められない。

壁がなくなるのを待つのではなく、壁があるままで越えられる大きさの一歩をつくる。

目の前に高く立ちはだかっていた壁は、振り返ると低い壁になり、その分私たちは強くなっています笑

そのひとつひとつが、人生を動かすことなのかもしれません。

あの頃の選択も、間違いではなかった

正直、20代や30代の私は、これといって「やりたいこと」があったわけではありません。

でも振り返ると、大切な子どもたちとの時間を存分につくることができました。

みんなでお風呂に入って、「ずいずいずっころばし」をして笑った日々。

仕事から帰ってすぐに夕飯をつくり、みんなで食卓を囲んだ日々。

あの頃の私は、人生から逃げているように感じていたこともありました。

「ああ、ゆっくりマスカラを塗る時間がほしい・・」と小さい不満もありました。

でも、ちゃんとやりたいことをやっていたのだと思います。

選択に、間違いなんてない。

そのときの自分が、精一杯考えて選んだことなら、それはきっと必要な時間だったのだと思います。

人生が用意したタイミングを信じる

人生の折り返し地点に立つと、急に選択を迫られることが増えるように感じます。

だからこそ、目の前の損か得かだけではなく、その選択の先にある未来を想像したい。

宇宙の視点で見たら、今の悩みはちっぽけに見えるかもしれない。

自分の都合だけで考えた「ベストなタイミング」ではなく、

人生が用意してくれたベストなタイミングを信じて、選んでいく。

朝の光が差す窓辺のマグカップ

今、私はマスカラをゆっくり塗る時間を持てています。

でもその代わりに、あの頃の忙しくもキラキラした日々はもう戻りません。

そして、それでいい。

そんなふうに生きていきたいと思っています。